こんにちは、悠ですʕ•ᴥ•ʔ
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東野圭吾の「沈黙のパレード」読み終えたので、その感想を。

久しぶりのガリレオシリーズですね…!
これ、まず本の入手経路について話したいんですが。笑
「最近図書館通ってたし、どうせ借りてきたんでしょw」と思ったかもしれませんが、、、甘いなw
図書館だと、今、450人待ちなんですw
一人2週間借りるとして、450人待ちで、20冊くらいあるから、とざっくり計算したら、、、早くて1年後くらいですかね??笑
「ほしいものは今すぐほしい!」タイプなので(笑)、「そんなに待てないし、買おうかな…」と迷ってたんですが。
この前、散歩していたときに、ふとブックオフに寄ったんです。かなり久しぶりに。
そしたら「沈黙のパレード」が200円で売ってて…!
しかもポイントを使ったので、実質0円でした♪٩( ᐛ )و
お金もですが、450人をすっ飛ばせたのがものすごく嬉しかったです。笑
ということで(笑)、あらすじは
突然行方不明になった町の人気娘が、数年後に遺体となって発見された。容疑者は、かつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を憎悪と義憤の空気が覆う。秋祭りのパレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたのか。殺害方法は?アリバイトリックは?超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。
タイトルの「なるほど、だから…!」というのや、最後の最後に「そう来たか…!」ってひっくり返していくのはさすが東野圭吾ですね。
これ、読む人によって印象がかなり変わってくる気が。
個人的には、東野作品ではめずらしく、けっこう後味悪い部類に入りました。
やるせないというか、「なんでそうなってしまったんだろう」というか、「たられば」がいくつも浮かんでくるような。
「誰も悪くない」って、本当にそうならいいですが。
こういう「事件」だった場合はある意味「救いが無い」とも言えるんじゃないかと。
この本の前に、同じ東野圭吾の「危険なビーナス」や「マスカレード・イブ」を読んでいて。
そちらはわりとスカッと終わるので、余計にそう感じたのかもですね。
今回のテーマは「家族愛」と「友情」ですかね。
「誰かのために」がたくさん…というか、ほぼ全員が「誰かのために」動いていたような。
読んでると、過去に読んだ東野作品が浮かんできて。
「さまよう刃」や、加賀恭一郎シリーズの「祈りの幕が下りる時」、ガリレオシリーズだと「真夏の方程式」や、他にも。
作品中で、湯川先生が過去に登場したあの人の話をしていたのが、懐かしくて嬉しくて切なかったです。やっぱり、すごく大事な存在だったし、忘れられない出来事だったんでしょうね。
あと、「なんだかんだ、草薙さんのこと好きなのね〜♥」とも思いました。笑
湯川先生、相変わらず合理的で研究漬けの日々だけど、人も好きなんじゃないかな〜と。
久しぶりの湯川先生は、人間味というか、情というか。もともと無いわけではないだろうけど、どんどん増してるんじゃないかな〜と。准教授から教授に昇進したのも関係ありそうですね。笑
余談ですが、
「誰かのために」っていうと、百田尚樹の「影法師」が思い浮かびます。

あと、xxxHOLiCの女郎蜘蛛の話とか。
図書館の順番待ちしてる450人の人たちにも、ぜひ早く読んでほしいですね…!
きっと、ご本人がいちばんそう思ってるでしょうがw
んで、いろいろ語り合いたいですね〜。
たくさんの「やさしさ」と「やるせなさ」を感じた一冊でした。
気になった方はぜひ^^
